身近に清少納言を感じた日

2022.4.9よしなしごと

もうすぐ一歳を迎える小さなひとがーそう呼びたくなるような、とても落ち着いている女の子がー訪ねてくれたときのこと。
離乳食のあと、いちごをひとつ手に持たせると、一瞬戸惑いつつも、そっと口に
近づけたとき、急に思い出すことがありました。

「枕草子」で、清少納言が、かわいいと思う子どものことを、書いているところが
あります。

気高いもの、美しくふっくらした幼児がいちごを食べているさま、品よきながめ。
千年も前に、いちごを食べていたことにおどろき、強く印象に残っていたので、
目の前の幼児と結びついたわけです。

清少納言は、もうひとつ、書いています。

幼児が這ってくる途中、小さいゴミを見つけ、自分の小さい指でつまんで、おとなに
見せるかわいらしさ。
まったく同じことを見せてくれた幼児に、平安時代が、清少納言がぐっと近づいて、
とってもたのしい気持ちになりました。

清少納言が感じられるご神事が六月にあります。
大阪住吉大社で行われる、お田植え神事です。

清少納言が賀茂へ詣る途中に、田植えを見、そこで聞いたうたを、枕草子に
書いています。

ほととぎす おれかやつよ おれ鳴きてこそ われは田植うれ

ことしは、六月十四日に行われます。

花冷えにおすすめのお茶

2022.4.3よしなしごと

雨上がりのけさ、さくらは花びらを落としてしまうことなく、きのうまでと変わらず、リビングにいても、うつくしい姿を目にすることができます。

肌寒いときは、チコリのお茶を持って、リビングの住人と化します。

チコリの根を焙煎したハーブティーの一種で、そのままでも構いませんが、すこしミルクを加えて飲むのもおすすめです。

食物繊維を含み、余分な水分や老廃物のデトックスにもなり、内臓ー特に肝機能のサポートをしてくれます。
ごぼう茶やコーヒーまでの香りはなく、飲みやすいお茶です。

野菜そのもののチコリが手に入ると、その葉を器にし、サラダを小さく盛り付けてみるのも素敵です。

もうひとつ、根っこを焙煎したハーブティーに、たんぽぽコーヒーがあります。
少し、コーヒー風味が感じられるので、そう呼ばれますが、これもノンカフェインの、ポリフェノールやビタミンCも含まれる、リラックスティーとなります。

さまざな食事スタイル

2022.3.26よしなしごと

食事スタイルが増えているようです。

ベジタリアン、ヴィーガンは、よく知られていますが、フルータリアン、リキッダリアンのほかに、ブレッサリアンに至ると、まさに仙人です。
現実に不食のひとがいるのは知っていましたが、ブレッサリアンのひとは、生きるエネルギーを食べもの以外から得ることができるのでしょう。

イメージとして、たのしい食事をしていたことがあります。
自分が原始時代にいるとします。
ふだんは、近くにある木の実やくだもの、簡単に手に入るものをを食べて生活しますが、たまに海辺に行くと、お魚を取ったり、海藻をとったりするわけです。
ちからになるものを食べたいときは、若いひとが取ってきた動物のお肉を分けてもらい、食したりするわけです。
いちいち、自分が何を食べたいのか、置かれている状況はどうなのか想像するのは、
たのしい時間でした。

いまは、 3食はいらない感覚になってきたので、オートファジーにシフトしています。
空腹時間を16時間をとって、食事をするやり方です。
老廃物がエネルギーとして消費されるので、からだが活性化され、生まれ変わるわけです。
良いところは、空腹後は、なにをどれだけ食べるとかの制限がなく、好きなものが食べられるところです。

睡眠と空腹時間を中心におくと、一日の予定が自分バージョンにつくれます。

漢方では、23時から2時間ごとに、胆、肝臓、肺、大腸と順に働き、そしていたわるという時間が、7時まで続きます。
これも自然にカバーできます。