新年快楽 

2019.2.7

2月5日は、中国のお正月、春節でした。
神戸、南京町の春節を、見に行ったことがあります。

思った以上に人出が多く、出店の点心や中国料理はもちろん、花文字や中国の占いで、にぎわっており、南京町の広場や通りでは、お祝いのイベントで、盛り上がっていました。

中国の歴史上の人物の行列もありました。
京劇風のメイクと衣装の人の中に、玄宗皇帝と楊貴妃を見つけたり、三国志に出てくる項羽、劉備、関羽、曹操なども歩いており、エキゾティックで楽しい行列でした。

おめでたい獅子舞の踊りもありました。
広場では、変瞼(へんれん)、または、変面(へんめん)や単に変顔とも呼ぶそうですが、顔の前の手を払うと、全くちがう顔の表情に変わるという芸があり、その表情は、映画「アマデウス」で、モーツアルトにレクイエムの作曲を依頼しに来た、仮面の男性に似ていて、ちょっとびっくりしました。
手を払うと表情が変化するところは、マルセル・マルソーのパントマイム、「仮面作り」を思い出させるものでした。

長崎のおくんちのように、長い龍が、通りをたくさんの男性の支えで、踊り舞っているのを見るのは、とてもテンションが上がり、華やぎを分けてもらった気がしました。

日本は、いのししの年ですが、中国では、豚の年だそうです。

処暑、綿のはなしべ開く

2018.8.22

8月23日は、処暑といわれます。
暑さのピークが過ぎ、季節は、変わっていきます。
8月23日  初候  綿の柎(はなしべ)ひらく
8月28日  次侯  天地始粛  てんち はじめて さむし
9月2日   末侯  禾乃登(こくもの すなわち みのる)

「はなしべ」とは、お花のがくのことです。

綿の種を頂いたとき、庭で、育てたことがあります。
イメージは、スカーレット・オハラのタラの広大な農園の綿畑でしたが、わたしは、ひっそりと一畝だけ作り、種を蒔いたのでした。
10日あまりすると、芽が出てきて、ちょっとホッとしました。
お花は、芙蓉やハイビスカスと同じ仲間なので、似たような黄色いお花が咲きます。
一日だけのお花です。
それから1ヶ月ほど待ってみると、お花のあとに、綿の実ができます。
熟すと実がはじけ、中から綿があらわれます。
白いふわふわが出てきたときは、ミラクルと思いました。
収穫後は、念のために、しっかりと乾燥させます。

綿は、紀元前2500年には、すでに古代インダス文明の土地で、栽培されていました。
日本には、奈良時代に入ってきました。
その頃から、綿は衣になり、種は綿実油として、利用されていました。

クッションを作ろうと、意気込んでいたのですが、植えたのはほんの一筋だったので、小さなピンクッションができただけでしたが、充分にテンションが上がり、
幸せでした。

お花屋さんでは、「コットンツリー」という名前で出ていることがありますが、これは、綿の実が熟したものを茎ごと、ドライフラワーにしたものです。

8月13日 ひぐらし 鳴く

2018.8.12

天気予報では、お盆の時期も、酷暑が続くと予報をしていましたが、季節はそっと変化を見せています。

季節の移り変わりを表す二十四節気では、8月7日は立秋でした。
次の8月23日の処暑までを動物や植物の変化を表す七十ニ候では、次のようになります。
初候 8月7日  涼風至(すずかぜ いたる)
次候 8月13日  寒蝉鳴(ひぐらし なく)
末候 8月18日  蒙霧升降(ふかき きり まとう)

このあたりは緑もあるので、自然を意識すると、こよみの移り変わりが、とても身近に感じられます。
わずかな虫の声もわかりましたし、カーテン越しの風は、湿気のないさわやかなものでした。
今朝の空には、うろこ雲がありました。

果物では、桃が旬ですね。
漢方では、桃は「気」を養う果物として、盛大に食べられます。
中国の家庭では、桃のシーズンが終わっても食べられるようにと、コンポートにして、冷凍しておくそうです。
終わってしまいましたが、8月8日、9日、10日を「白桃はくとうの日」と言うそうですね。

公園に行くとつゆくさが見つかります。
朝露が乾かないうちにしぼんでしまうので、がっかりしますが、その一日花という性質から、英語ではそのまま、「dayflower」と呼ばれます。
子供の頃遊んだように、花の色が布に移りやすいので、「着き草、つきくさ」と名前があり、友禅染めの下地を描く染料にもなっていました。
万葉の頃から、わたしたちになじみのあるお花です。

今日の夕暮れ、ひぐらしは、鳴くのでしょうか。