春分の日に

2022.3.21

今日、3月21日は、春分の日、お彼岸の中日にあたります。

こよみでは、どんな日なのか、調べてみると、とてもバラエティーにとんでいることがわかりました。

星の世界では、宇宙元旦といわれ、今日からが、新年と考えるそうです。します。

そういえば、友人の中に、毎年、3月に年賀状を送ってくれる人がいました。
ビオラをオーケストラで弾いている人だったので、練習や本番で忙しいのだろうと、
そんな中、律儀におそくなっても書いてくれる年賀状に恐縮したものです。
もしかしたら、彼女は宇宙元旦を祝っていたのかもしれません。

わたしたちは、お正月、立春、そして春分と、何度も新年のスタートが切れて、
ラッキーですね。

もうひとつ、星占いの世界では、土の時代から風の時代に入って一年余りとありました。
風を意識すると、いろんなこと一掃でき、すっきり軽やかな日々をすごせそうです。

そしてもうひとつ、カレンダーで見つけた一粒万倍日の文字、目にするだけで、
ワクワクします。

良い春の予感!

新年快楽 

2019.2.7

2月5日は、中国のお正月、春節でした。
神戸、南京町の春節を、見に行ったことがあります。

思った以上に人出が多く、出店の点心や中国料理はもちろん、花文字や中国の占いで、にぎわっており、南京町の広場や通りでは、お祝いのイベントで、盛り上がっていました。

中国の歴史上の人物の行列もありました。
京劇風のメイクと衣装の人の中に、玄宗皇帝と楊貴妃を見つけたり、三国志に出てくる項羽、劉備、関羽、曹操なども歩いており、エキゾティックで楽しい行列でした。

おめでたい獅子舞の踊りもありました。
広場では、変瞼(へんれん)、または、変面(へんめん)や単に変顔とも呼ぶそうですが、顔の前の手を払うと、全くちがう顔の表情に変わるという芸があり、その表情は、映画「アマデウス」で、モーツアルトにレクイエムの作曲を依頼しに来た、仮面の男性に似ていて、ちょっとびっくりしました。
手を払うと表情が変化するところは、マルセル・マルソーのパントマイム、「仮面作り」を思い出させるものでした。

長崎のおくんちのように、長い龍が、通りをたくさんの男性の支えで、踊り舞っているのを見るのは、とてもテンションが上がり、華やぎを分けてもらった気がしました。

日本は、いのししの年ですが、中国では、豚の年だそうです。

処暑、綿のはなしべ開く

2018.8.22

8月23日は、処暑といわれます。
暑さのピークが過ぎ、季節は、変わっていきます。
8月23日  初候  綿の柎(はなしべ)ひらく
8月28日  次侯  天地始粛  てんち はじめて さむし
9月2日   末侯  禾乃登(こくもの すなわち みのる)

「はなしべ」とは、お花のがくのことです。

綿の種を頂いたとき、庭で、育てたことがあります。
イメージは、スカーレット・オハラのタラの広大な農園の綿畑でしたが、わたしは、ひっそりと一畝だけ作り、種を蒔いたのでした。
10日あまりすると、芽が出てきて、ちょっとホッとしました。
お花は、芙蓉やハイビスカスと同じ仲間なので、似たような黄色いお花が咲きます。
一日だけのお花です。
それから1ヶ月ほど待ってみると、お花のあとに、綿の実ができます。
熟すと実がはじけ、中から綿があらわれます。
白いふわふわが出てきたときは、ミラクルと思いました。
収穫後は、念のために、しっかりと乾燥させます。

綿は、紀元前2500年には、すでに古代インダス文明の土地で、栽培されていました。
日本には、奈良時代に入ってきました。
その頃から、綿は衣になり、種は綿実油として、利用されていました。

クッションを作ろうと、意気込んでいたのですが、植えたのはほんの一筋だったので、小さなピンクッションができただけでしたが、充分にテンションが上がり、
幸せでした。

お花屋さんでは、「コットンツリー」という名前で出ていることがありますが、これは、綿の実が熟したものを茎ごと、ドライフラワーにしたものです。