片づけと断捨離

2022.3.23よしなしごと

引っ越しの多い生活だったこともあり、その都度、要らなくなったもの、古くなったものを手放してきたので、
物の量はそれほどでもなく、スッキリしていると思っていました。

偶然に見た、断捨離を提唱されているやましたひでこさんが、青木さやかさんのお家で指南されている動画が、とてもおもしろく、目が覚めた思いがしました。

お家はとてもステキだったのですが、冷蔵庫を見たひでこさん、戸棚の扉は閉められていたのにもかかわらず、物をつっこんで隠しているのがわかるわ、と、こちらもドキッとするようなことを指摘されていました。

一ヶ所を見れば、見えない所は潜在意識だから、わかるそうです。

冷蔵庫の食品の中で、賞味期限は切れているけれど、とても良いもので、、とさやかさんが躊躇していると、叶姉妹は食べるかしら、のひでこさんの問いかけで、すぐに処分したところがおもしろく、また、これも賞味期限は切れているけれど、とても美味しく、珍しいタイのお砂糖で、なかなか手に入らないものだから、、と言うさやかさんの言葉に、すかさず、それ、誰が決めたの、誰が判断したの、とたたみかけます。

自分は手に入れられないと自分自身と周りに宣言しているのと同じよ〜との言葉で、すぐに撤回したさやかさん、素敵でした。
自己達成予言ー得たいものは得たい時に得るということで、自己肯定感につながっていく考えだと思いました。

物は無機質のものではなく、自分の意識として向き合っていくなら、選ばれた空間は、かけがえのない、自分を守ってくれる居場所となるはずです。

早速、冷蔵庫を片づけました。
冷蔵庫のドアをあけるだけで、気持ちが上がりました。

食器棚を自分好みに、デザイン中です。

桜守さんと春の日々

2022.3.19よしなしごと

3月12日にお水取りの日を迎えたこの日から、日差しが急に春めいてきました。

近くの川の両側に、さくら並木があるのですが、蕾はまだ小さく固く、開花するのは
今月の末かなと思っていました。
月の半ばを過ぎた頃から、暖かい日が続いたせいか、蕾は大きく育っており、毎年一番に花開く木を目安に
チェックするのが楽しみになってきました。

京都に造園のお仕事をされている16代目佐野藤右衛門さんという方がいらっしゃいます。
桜守(さくらもり)という、桜の木の健康状態に気をつけたりや子孫を残していくということもされています。
14代目の方が桜の木の研究を始められたので、桜守さんとしては、3代目になられます。

桜は、ソメイヨシノ、枝垂れ桜、オオシマザクラなどほんのわずかしか知らなかったのですが、
藤右衛門さんによると300種類以上あると言われます。

京都の円山公園の枝垂れ桜は、16代目のお誕生の記念に初代の枝垂れ桜の種を育て、それを移植された木だそうです。
一度、咲き誇ったこの枝垂れ桜を見たことがありましたが、ほんとうに見事で、何回か振り返り振り返りして帰ったこと、そして、この枝垂れ桜が植えられた次の年、台風で倒れないように、桜の木を抱いて守ったお父様の話しとともに長くこころにあります。

「願わくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月の頃」
西行が詠んだ三月のまさに昨日の満月の日の句です。
昔の夜桜の絵に、満月が描かれているのはそうであってほしいという期待ではなく、
花は
確実に月に向かって咲いていきます。

藤右衛門さんのお宅のいろんな種類の桜をご好意で見ることができますが、ことしも
お庭の開放は見送られるそうです。

わたしの秘密の時間

2021.10.9よしなしごと

長く、いつか思う存分、ピアノが弾ける状況ができることを願ってきましたが、別のアプローチをすることに
しました。

キーボードを使ってみることにしたのです。

エレクトーンもあるのに、また、楽器を、、
とためらいがありましたが、それはそれです!

わたしのエレクトーンは骨董品の部類にはいると思われます。
なにしろ、真空管が使われているのですから。
ヤマハのD-2Bという、音がとてもやわらかく、きれいなので、手放すタイミングも見つからず、そのまま手元に
あるわけです。

キーボードはローランドです。
キー自体はピアノに似ていますが、タッチはもちろん違います。

弾いてみると、キーボードに指を動かせるよろこびが
できました。
音もきれいです。
ヘッドホンをつけると、気持ちが解放されました。

好きなミュージシャンと演奏できる機能もあるし
聞くだけの生活からひとつ、自分で作る音の空間が
できたことを、素直にうれしいです。

ブランクは大きいです。
でも、ピアノとは別の楽器なので、ブランクを埋めることに、ストレスを持たず、キーボードに慣れること、
どういうふうに、使っていこうかと、すごくたのしみになっています。

音はわたしの耳の中だけにあります。
わたしのシークレットタイム