半夏生(はんげしょう)

2018.7.2

今日は暦の七十ニ候では、「半夏生」と言います。
夏至から数えて11日目にあたり、梅雨明けもし、そして田植えも終える時期として、伝わっています。

半夏生の花は、緑の葉っぱの下半分が白くなっているのが特徴で、別名、「片白草、かたしろぐさ」と見たそのままに名付けられています。 
茎の先に小さな白い花が密集している穂を持ち、それは、「トカゲのしっぽ」と言われています。

葉っぱの半分だけが白いところから、お化粧の途中という感じもあり、「半化粧」と呼ぶところもあります。
ドクダミ科に属しているせいか、なかなか強く、この夏の季節に水辺で密集して咲いているのは、なかなか涼やかな風景に思います。

関西ではこの頃に、たこを食べる習慣があります。
田植えの終わった稲が、蛸の足のように、田んぼにしっかりと根付くようにという謂れからきています。
蛸には、「タウリン」という疲労回復に役立つ栄養効果があるので、この季節にふさわしい食べ物とも考えられていたのでしょう。
いろいろなお料理の仕方がありますが、きゅうりと蛸の酢の物があっさりとよく食べられています。

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