紅茶とティーバッグ

2017.7.21紅茶

ティーバッグでの紅茶の淹れ方が変わりました。従来は、温めたティーポットやカップにティーバッグを入れ、その上から熱湯を注いで紅茶を抽出していました。この淹れ方だと、ティーバッグが上の方に浮かんでしまい、紅茶の味や香りが充分に引き出せていませんでした。

ティーバッグは、およそ100年ほど前に、アメリカで生まれ、形や材質も変化がありました。絹のふくろやガーゼを使ったもの、紙やナイロンの不織布、三角形のナイロンメッシュです。

この三角形、いわゆるテトラパック型のナイロンメッシュのティーバッグが出てきてから、淹れ方が変わりました。ティーポットやカップに熱湯を注いだ後に、ティーバッグを浸すというスタイルです。こうすると、ポットやカップの底までティーバッグが沈み、中の茶葉は、水分を充分に吸って開きやすくなり、香りやボディのしっかりとした紅茶になります。しかもテトラパック型の中の空間では、ジャンピングが小さく起こり、紅茶の抽出を助けています。

ナイロンメッシュ以外のティーバッグでも、熱湯が先のスタイルで、ティーバッグが底まで届くように、ゆっくり入れてやります。そして、紅茶は蒸らすことから、ティーカップには、ふた、もしくは受け皿でふたをします。

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