インドのスパイス、チャットマサラとデーツ

2023.2.3お料理

品質の良いスパイスを扱っているお店を知り、行ってみました。

インドからの輸入商品が多く、本場のカレーの作り方のセットやチャイのセットがあったので、迷わず買ってみました。
特に、チャイは、オーナーのひとが、スパイスの分量を細かく調整し、インドの人たちからも、お墨付きをもらったもの
ということで、自信をもって、提供されていました。

スパイスは黒胡椒やガーリック、シナモン、ドライジンジャーなどポピュラーなものを選んでいると、チャットマサラを強く勧められました。
ガラムマサラは知っていましたが、それとはちがい、クローブ、キャラウェイ、コリアンダー、ナツメグなどいろいろなスパイスに塩分が含まれているそうです。

インドの家庭では、そのまま、くだものや野菜サラダにふりかけて食べるそうです。
なにかのスパイスが飛び抜けて香るわけではなく、ふしぎな香りがおとなしく混ざり
合って、お料理を邪魔しない感じです。
使ってみると、ちょっと目先が変わった感じで、楽しめました。

もうひとつ、絶対においしいから〜とすすめられたのが、イラン産のデーツ(なつめやし)でした。
デーツは400種ぐらい、種類があり、デーツの王様がマジョラム種、クイーンが
ピアロム種だそうです。

熱いお湯に10秒ぐらい浸けてから食べると、汚れも取れ、そしてやわらかく甘みが
でて、おいしいとのことでした。
レーズンをお湯に浸けて、汚れを取ってから使うのと、同じ要領だなと思いました。
栄養価が高く、スーパーフードらしく、一日に2粒ぐらいで、いいそうです。
今回は、イラン産のピアロム種をおいしくいただいています。

砂漠では、お水とデーツがあればいいそうで、さもありなんです。
ラクダの背中の荷物には、きっとデーツがはいっていたのね、、

シューベルトのピアノ作品

2023.2.2音楽

グレゴリー・ソコロフの弾くシューベルトの即興曲にびっくりし、シューベルトを弾いています。

解釈が全く違うので、ソコロフが弾いているところで、印象に残っているところを記憶のまま、弾いてみたりしています。そうすると、シューベルトが尊敬していたベートーヴェンに近くなったりします。
楽譜を読みなおすことにしました。

大好きなバイオリニストに、N響のコンサートマスターの篠崎史紀さんがいますが、
愛称のマロの名前のYouTubeマロ塾で、シューベルトについて話しているくだりがありました。

マロさんが考える天才はシューベルトとメンデルスゾーン、特にシューベルトは、短編小説の天才として、サラッと美しいメロディを書く、そして、究極のマロさんの説は、シューベルトのせいで、ブラームスがメロディが書けなくなったのではないか、そこには、ブラームスが交響曲を何年ものあいだ、書けなくなったことがあったので。

シューベルトの音楽はそこに何もないけれど、ものすごいものがあるといいます。
それが表現できなければ、薄っぺらいメロディアスな小品で終わってしまいます。

そういえば、藤村るり子さんのシューベルトを聞いたときも衝撃でした。
これがシューベルトだったんだという、力強い確信とともに、音楽へのアプローチの深さを思いました。

31才という短い人生のおしまいで、シューベルトはフーガを勉強し始めたそうですが、それができていれば、純粋なこころからシンプルに流れでるメロディとともに、
思想の構築を持つ楽曲が生まれたかもしれません。

サプライズにピッタリのマロウブルーティー

2022.11.29紅茶

ハーブティーの一種であるマロウブルーですが、テーブルを一瞬ではなやかに、そしてサプライズ感を溢れさす、とてもたのしいお茶です。

マロウブルーは、「うすべにあおい」といわれる、赤が混ざった、紫色のかわいい花が咲き、このお花を乾燥させたものです。

お湯を注ぐと、深い青色になり、やがて、紫色になり、赤い色に変わっていきます。
この色の変化が、夜明けの空をイメージさせるところから、「夜明けのハーブ」という素敵な名前がつけられています。

紫色になったときに、レモン汁を一滴落とすと、きれいなピンクになります。
落としていく量を、2滴、3滴と変えていくと、ピンクの色も変わっていきます。

これだけだと、無味無臭に近い、物足りない風味なので、他のハーブをベースにして、
組み合わせると、ペアリングがたのしくなります。

今回は、マリーゴールドと合わせてみました。
やさしく、コクを感じるお茶になりました。
カモミールと合わせたり、個性のあるラベンダーと組み合わせても、趣きのあるお茶になります。

熱湯で淹れると、すぐに青が広がりますが、その手前、お煎茶ぐらいのお湯で淹れると、色自体、変化の仕方が変わっていき、一期一会のハーブティーになります。

モナコのグレース・ケリー王妃が日々たのしんで、愛飲していたというお話は、さもありなんという感じで、微笑ましく思いました。