アフタヌーンティーの食べ物のこと

2018.5.28紅茶

アフタヌーンティーには、三つの種類があります。

一つ目は、スコーンと紅茶の組み合わせのクリームティーです。
因みに英語でスコーンを発音する時は、「skoun」ではなく、[k]の破裂音をはっきりと発音し、[o]は[ou」と二重母音にせず、伸ばします。

そのスコーンの頂き方ですが、ナイフは使わずに、手で狼の口のように開いたところから横に二つに割ります。
さらに食べやすいように割って、クロテッドクリームをたっぷり塗ります。
クロテッドクリームの歴史は古く、2000年も前にアラブから伝えられ、いまに至り、「クリームの女王」というニックネームがつけられています。
脂肪分は54%あります。
クロテッドクリームはデボンシャー地方のものと、コーニッシュクリームと呼ばれているコーンウォール地方のものがあります。
デボンシャー地方ではクロテッドクリームの上にジャムを塗ります。
コーンウォール地方では、ジャムの上にクロテッドクリームをつけると言われています。

定番のアフタヌーンティーには、サンドイッチ、スコーン、ケーキが並びます。
サンドイッチは、伝統的なきゅうりのサンドイッチはもちろん、サーモン、エッグマヨネーズ、クレス、クリームチーズのサンドイッチを用意します。
ケーキは、マカロンや所謂シェフのsignature cake(とっておきのケーキ)、そしてカップケーキなど、いろんな種類のケーキを準備します。

サンドイッチ、ケーキともフィンガーサイズにします。
アフタヌーンティーの目的は楽しい会話にあります。
その会話を邪魔しないように、一口サイズにするわけです。
フィンガーサンドイッチは必ず片手に持って、頂きます。両手を使うと、子供っぽくなってしまいます。

三つ目のロイヤルアフタヌーンティーは、紅茶以外に、シャンパンやスパークリングワインが添えられたものをいいます。

Next

Prev