リンボウ先生のショートブレッド

2024.12.1お菓子

リンボウ先生こと、林望先生の本、「結局、人生最後に残る趣味は何か」を読んで
いたら、随分前の本でショートブレッドの作り方を紹介したけれど、読者の探す手間を省くためにと、あらためて、書いてくださっていました。

ショートブレッドは、スコットランドのお菓子で、赤いチェック柄の箱で有名な、「Walker」のお菓子です。

ショートとは、サクサク、ポロポロという意味で、スコーンと同じように、rub inー
小麦の中にバターをすり込んでいき、パン粉のようにしていきます。

有塩バター 100g
砂糖 200g
小麦粉 300g
BP ベーキングパウダー 5g

1:2:3 という、シンプルな比率です。

ひたすら、手でこね合わせていくと、バターが溶けて、耳たぶのような質感に
まとまってきます。
パイ皿に入れて、生地は1cmの厚さにし、生地全体に、ピケします。

生地の厚さによって、焼く時間が変わってきます。

オーブンにもよりますが、目安に、、

生地の厚さが 5mm 170度のオーブンで 15分
1cmで 30分
1.5cmで 45分

焼き上がれば、室温にすっかり冷めるまで、けっして、いじらないこと。
静かに冷やすと、また、バターが固まり、サクサクになります。

是非、紅茶は、ボディーのしっかりした種類のリーフで淹れてみてください。
ミルクティーも、合います。

キャロン・クーパーさんのスコーン

2024.5.1お菓子

キャロン・クーパーさんの本、「英国田園譜2食菜」を読みました。

彼女は、イングランド南、コッツウォルズのB&B(bed & breakfast)、
Fosse Farmhouseのオーナーです。

そのキャロンさんのスコーンのレシピの紹介です。

中力粉 220g
ベーキングパウダー 15g (大さじ1)
無塩バター 40g
ジャージー牛乳 120cc
キャスターシュガー 25g (微細なグラニュー糖です)
黄身 一個 ミルク20ccでのばす

小麦とベーキングパウダーをふるい、バターを細かく切って混ぜる
指先だけを使い、バターを小麦に、さらさらの砂のように、rub inーすりこむ
砂糖を振り入れ、塩ひとつまみを加える

粉の真ん中をくぼませ、ミルクを注ぎ、手で混ぜ合わせ、ボールにする
ベタベタではなく、耳たぶのやわらかさに

打ち粉をし、厚さ2㎝に伸ばして、直径5㎝の型で抜いていく

天板の真ん中にスコーンをくっつけて並べる
こうすることで、生地から過度に水分が失われず、ほっこりと焼ける

スコーンを離して焼くと、乾燥し、カチカチのクッキーのようになる
黄身を塗り、190度のオーブンで15分焼く

キャロンさんのポイントは、バターは室温で、少しやわらかくしておく。
冷たいままだと、混ぜ込むのに時間がかかり、生地の油分が分離して、
オイリーになるから。

小麦粉は、中力粉を使っていますが、グルテンの量が9%、薄力粉は、7%、
ドルチェは、9.1%と、ドルチェが、一番中力粉に近いので、おいしくできます。

健康を考えたパウンドケーキ

2020.5.2お菓子

お菓子はレシピ通りに、材料をきちんと用意することが、成功の秘訣と信じて、作ってきました。
出来上がったケーキの型に残るバターの量に、ふと多すぎるのではないかと気が付き、それぞれの材料のバランスを見直していくことにしました。

今日は、パウンドケーキです。
カトルカールという材料が同量のシンプルなケーキです。

今日の材料
無塩バター  100グラムを70グラムに
粉砂糖    100グラムを50グラムに
たまご    2個   冷蔵庫から出しておく
薄力粉    125グラム
       レーズンやドライフルーツを加えたときに、ケーキの型に沈み込んで
       しまわないように、生地全体に行き渡る支えとしてのプラス25グラム
       です
ベーキングパウダー    小さじ1       薄力粉と合わせて、ふるっておく
レーズン、ドライフルーツ、アーモンドなど

作り方は、材料の順序にそって、加えていくだけです。
バター+砂糖+たまご+粉類+レーズンなど

ポイントはたまごです。
よくほぐしたたまごを、スプーンに1杯づつ、空気をよくふくませるように、その都度混ぜ合わせていきます。

出来上がりはキメが細かく、ふっくらと仕上がります。