大山崎の山荘美術館
2022.4.10よしなしごと
天王山の戦いで有名な大山崎にアサヒビール大山崎山荘美術館があります。
木々に両側を囲まれた、長いアプローチを歩いた先に、山荘があります。
そこで、以前、民芸の作品展があり、河井寛次郎、濱田庄司、バーナードリーチの作品を見たことがあります。
焼き物だけでなく、暮らしの周辺にあるものー織物や書などもあり、建物が住みたくなるような家であったこともあり、
「暮らしと民芸」といわれなくても、しっくりと作品を受けとめる佇まいでした。
その頃は、お茶や日本の焼き物が、ヨーロッパに輸出されていたことに、興味があったので、偶然目にした、オランダのデルフト焼きに、とてもこころがひかれました。
2階のテラスからは、宇治川、桂川、木津川が合流していて、とてもきれいな風景が楽しめます。
ここのカフェもおすすめです。
コンクリートの建物の地下に下りると、安藤忠雄さん設計の美術館に出て、モネの睡蓮の絵を見ることができます。
広大といっていいお庭も、百年もの時を重ねたどっしりとした山荘も、ワクワクするような美術館も、そこでは、
なにもあらためて見なくてもいいのかもしれません。
かたちを変えた芸術を感じるだけの空間。
そうそう、大山崎の駅のすぐ近くに、千利休の茶室、「待庵たいあん」がありました。
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