音、いないねぇ、、
2024.10.7音楽
三才になる子が、電源が入っていないキーボードに触れたとき、ひとりごとのように、つぶやいたことばでした。
その子が、あるとき、ピアノのペダルに気がつき、「ピアノ、弾くー」と言いました。
おもしろがってくれたらいいな、と思い、グー、チョキ、パーのあそびを考えて
みました。
パーで、鍵盤のあちこちをたたいたり、触れたりしてほしい、、
黒い大きな箱に、物おじせず、どんどん、好きなように、触っていってほしいと思ったので、、
おやゆびのポジションには触れず、好きなようにグーに握って、ただただ、鍵盤を
たたいたり、押したり、そして、飽きたら、今度はライオンさんの足になって、
のっしのっしと鍵盤の上を歩いてみよう、、
じゃんけんぽんして、チョキの指が置ける鍵盤を、一緒にさがしてみよう!
想像していくと、ピアノを巻き込んだ時間が、とてもたのしみになってきました。
詩的なことばをくれた三才さんへの、わたしのお返しです。
ピアノのおけいこをはじめる前にタリアフェロ
2024.9.15音楽
マグダ・タリアフェロという、ブラジル出身のフランスで主に活躍したピアニストがいます。
アルフレッド・コルトーに師事をした、フランスの音楽家です。
田村安佐子さんが書いた、「ピアニストへの基礎:ピアノの詩人になるために」という、タリアフェロが伝える音楽の基礎が書かれた本があります。
小さい子どもが始めるときにも、大人になって、ほんとうに基礎と向き合って始めたいときにも、とても必要で、役立つ本です。
ピアノの椅子への座り方、背中、重心はもちろん、"馬に乗るように"という表現が、わたし自身、30年以上たった今でも、深く印象に残っています。
良い姿勢で馬に乗り、楽譜も頭にはいり、音楽を引っ張っていくようなイメージがあります。
あと、からだをほぐすためにの体操が紹介されていたり、実際に鍵盤に対して、指、手首、タッチのことが書かれており、最後は、それが、バッハの曲では、どのような動きになるか、説明されています。
まずは、からだの使い方、耳を育てること、子ども用、初心者向けの音楽はあるはずもなく、良い音楽を聞いていくことで、音楽の文法のようなものが、蓄積されていくでしょう。
好きな音楽、素晴らしい音楽がなみだするぐらいに感動をするのに、そこで止まらず、自分で弾いてみたいという衝動があるとき、どんなふうに弾きたいのか、そして、それが難しいときは、その原因は、細かくできます。
そして、ランゲンハーンのメトードが、その細かさに対処してくれているので、具体的に、練習が動いていってくれます。
キャロン・クーパーさんのスコーン
2024.5.1お菓子
キャロン・クーパーさんの本、「英国田園譜2食菜」を読みました。
彼女は、イングランド南、コッツウォルズのB&B(bed & breakfast)、
Fosse Farmhouseのオーナーです。
そのキャロンさんのスコーンのレシピの紹介です。
中力粉 220g
ベーキングパウダー 15g (大さじ1)
無塩バター 40g
ジャージー牛乳 120cc
キャスターシュガー 25g (微細なグラニュー糖です)
黄身 一個 ミルク20ccでのばす
塩
小麦とベーキングパウダーをふるい、バターを細かく切って混ぜる
指先だけを使い、バターを小麦に、さらさらの砂のように、rub inーすりこむ
砂糖を振り入れ、塩ひとつまみを加える
粉の真ん中をくぼませ、ミルクを注ぎ、手で混ぜ合わせ、ボールにする
ベタベタではなく、耳たぶのやわらかさに
打ち粉をし、厚さ2㎝に伸ばして、直径5㎝の型で抜いていく
天板の真ん中にスコーンをくっつけて並べる
こうすることで、生地から過度に水分が失われず、ほっこりと焼ける
スコーンを離して焼くと、乾燥し、カチカチのクッキーのようになる
黄身を塗り、190度のオーブンで15分焼く
キャロンさんのポイントは、バターは室温で、少しやわらかくしておく。
冷たいままだと、混ぜ込むのに時間がかかり、生地の油分が分離して、
オイリーになるから。
小麦粉は、中力粉を使っていますが、グルテンの量が9%、薄力粉は、7%、
ドルチェは、9.1%と、ドルチェが、一番中力粉に近いので、おいしくできます。