断捨離のこと

2020.8.9よしなしごと

使っていない三面鏡、壊れてしまったプリンター、動かなくなったマッサージクッションを粗大ごみに出そうとしたら、収集が一ヵ月先になると言われました。
家にいるとやはり、すっきり、きれいな空間にいたくなるのは、多くの人と同じ思いのようです。

大きなものではなく、こまごましたものの片付けには、意外と時間とエネルギーが要ります。
長い間使っていないものは処分する、自分の好きなものだけを手元に置いておく、ワクワクテンションの上がるものを残す、などいろいろな判断基準がありますが、
ここを納得しないと、手放したあと後悔することがあります。

視点を変え、「memento mori(メメント モリ)」、「死を思え」というラテン語ですが、ここから物を見ると、踏ん切りがつきやすいかもわかりません。
誰に説明をするわけでもなく、手元に残した小さな「好き」は、整理整頓されたところで、満足を放っているように思えます。

ロンドンブーツ1号2号の田村敦が「いたこと」という動画サイトを開いたことを知り
これもまた、死を思うという、深刻になる必要はないけれど、意識し、
表現しようとすることでの自分との向き合い方に、興味を持ちました。

片づけた後、おまじないの言葉があります。
福岡伸一先生が言う「エントロピー増大の法則」で、エントロピー(物質、無秩序、乱雑さ)は時間とともに大きくなる、つまり秩序は当たり前に崩れるという、
至ってシンプルなことです。

せっかくあんなにきれいにしたのに、、ともう散らかってしまった状態を見ても、
「エントロピーの成せるワザ」とうそぶいていられます。

シンプルになった洗顔後

2020.8.8よしなしごと

ヴェレダのワイルドローズのシリーズが好きで、使っていますが、この湿気のある時期から、温泉水を取り入ています。
高野山の「湯の里温泉」に出かけた知人から頂いた、スプレーに入った「神秘の水」を使い始めたのです。

ここに湧き出たお水の金泉、銀泉のうち、金泉のお水だけをスプレーにしたものです。
化粧水代わりに使ってみると、肌にも浸透し、すっきりと気持ち良く使えました。
その知人は、ほくろの手術痕ー言われないとわからないぐらいの小さな痕でしたがーそしてそのために使ったのでもありませんでしたが、化粧水として使っているうちに、皮膚全体が良くなったのでしょう、きれいに跡形もなく消えて、とてもよろこんでいました。

外出しないときは、そのあと、日焼け止めのクリームをうすくつけるだけで軽く過ごしています。
他の使い道を湯の里温泉に問い合わせてみると、お米を炊くとき、お料理のときに、すこし加えるとおいしくなること、
歯磨きの時に、このお水を歯ブラシにつけて、やさしくブラッシングすると、歯、歯茎がしっかりすること、
そして、スマホやパソコンで疲れた目に、目薬の代わりにスプレーするのも良いそうです。

ダイアナ妃が百回ぐらい水洗顔をするという記事をずーっと前に読んだことがあり、実際に試したことがあります。
皮膚に透明感が出て、しっとりしたことにとても驚きました。
また、石鹸をうすくつけて、あと20回ぐらいお水で洗うことを5セットぐらいしてもすっきりします。
余計なことをせず、皮膚を信頼し、そして暑いいまは、冷蔵庫で冷やし、気持ちよく使えています。

日々の紅茶とお茶漬け

2020.5.21紅茶

Taylors of Harrogate(テイラーズ オブ ハロゲイト)ヨークシャーゴールドの紅茶を、毎日のベースにしています。
これは250グラム入っているリーフティーです。
アッサム、セイロン、ルワンダからの3種類のリーフがブレンドされています。
気になる個性もなく、そしてリーズナブルなところも安心して飲めます。

スーパーマーケットに売っている、「BPLセイロンティーガーデンズ」の紅茶も、日常使いの紅茶にできます。
ティーバッグで、100パック入っており、アールグレイの箱、茶葉が4種類が入った箱、フルーツティー4種類が入った箱、そしてディンブラ100%の箱の4種類のパッケージがあります。
わたしのおすすめは、ディンブラです。

先日、サラッとお茶漬けが食べたくなり、このディンブラで、シンプルに食べてみました。いけます。
あられを少し、焼きのりも少し、梅干しの果肉も少しトッピングすると、ますますおいしくなりました。

「お茶漬け」の日があるのですね。
永谷園が、「お茶づけ海苔」60周年記念の2012年に日本記念日協会に登録し、お茶の製法や煎茶を作ったご先祖の命日の5月17日を「お茶漬けの日」としたようです。

思い出すのは、京都の料理人の辻嘉一さんが「懐石料理のおしまいに出すお茶漬けには、お茶は玉露、お箸は象牙のお箸でさらさらと」と優雅なお茶漬けを紹介されていたことです。

もうひとつ思い出すのは、上方落語の「京の茶漬け」を演じた桂米朝の品のある食べ方でした。
すぐき、千枚漬け、しば漬け、すぐに食べたくなります。

田辺聖子さんの小説には、たくさん日常のたべものが出てきて「おいしい小説」とも言えますが、彼女の文章から、改めておいしさを再認識するということがよくあります。

短編小説、「うすうす知ってた」にもたべものが、出てきます。
ふわふわした感じの姉としっかり現実を生きているような妹とのおはなしです。

酔っぱらって帰って来た妹に、作ってだ出してやったのが、ひき茶をふんわりとごはんの上にのせたお茶漬けでした。
とてもおいしそうに思えたので、さっそく作ってみましたが、小説の影響か、さりげなく出されたら、おいしさがすこしプラスされたのではと思ってしまいました。