ハリー・ポッターと紅茶占い

2018.5.17紅茶

女優のサヘル・ローズさんが、「徹子の部屋」でコーヒー占いをしているのを、見たことがあります。
コーヒーを飲んだ後のカップから、随分いろんなことがわかるものだとびっくりしましたが、後年、サヘルさんが再出演されたとき、「あの占いは当たっていました」と、徹子さんも、驚いておられました。

そういえば、映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のなかでは、紅茶占いのシーンがありましたね。
ホグワーツ魔法魔術学校の占いの授業で、トレローニー先生が、今学期はお茶の葉を読むことに専念し、来学期は手相学にすすみましょうとハリー達に話します。

生徒は二人づつペアになり、棚から紅茶のカップを取って、先生の所へ持っていき、紅茶を注いでもらいます。
先生は一番大きなティーポットを手に取ると、「最後に滓が残るまで、お飲みなさい。」と告げます。

トレローニー先生が説明をします。
「左手でカップを持ち、滓をカップの内側にそって、3度回しましょう。
それからカップを受け皿の上に伏せてください。
最後の一滴がきれるのを待って、自分のカップを相手に渡し、葉の模様を読んでもらいます。」

茶殻は重なり合って、いろんな形を作ります。
動物や魚、鳥、花、木や星、と種類は百通りにも及ぶと伝えられています。
占いは、結果によっては、そっと言葉を選んだりすることもあるので、茶殻の形を読み解くだけでなく、当時も人の気持ちを伝える方法のひとつとして、占いの形をとったのかも知れません。

トレローニー先生はカップを時計と反対周りに回し、じっと中を見つめていると、ハリーのティーカップの底の茶殻から、アズカバンから脱獄した宿敵のシリウス・ブラックの影があらわれました。

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