断捨離がもたらした心の変化

2022.9.23よしなしごと

よく見るテレビ番組に、「ウチ、”断捨離”しました!」があります。

前回放送分は、圧巻でした。

提唱者のやましたひでこさんがおっしゃっている、断捨離は単に捨てることではなく、断つ、捨てる、離れるをすることで、人生が変わったといくということを、体現されたご家族が登場されました。

子どもが生まれるとタンスを贈るという習慣のある所で、家に20棹のタンスがあるという、おどろきの状況のなか、ご夫妻の居場所を作るという目標を掲げ、断捨離はキッチンからはじまりました。

最初に、ご主人が躊躇なく手にした、たくさんのお客様用おはしの処分に、ご自身の気持ちの中にかくれていたであろう人間関係をおもってしまいました。

呆然とするぐらいの食器や調理器具の処分、見通しの良くなったキッチンの窓、明るくスッキリしたダイニングでおしまいではなく、それから弾みがついたように、たくさんあるタンスや大量のものを処分されていきました。

見ている者にも、部屋が明るく、おうちがどんどん軽くなっていく様子がよく伝わりました。

「気がつかなかったけれど、辛抱していたんですね」という言葉や「物って、圧迫するんですね、人を」という感想は、実感が伴い、こちらまで、深く残ることばとなりました。

そして、この作業は、断捨離をした人だけにとどまらず、家族の人にも良い影響を与えていました。

単なる物ではない物、空間がつくるこころの軽さと静まるきもち、動くことが同時に自分を整えることにつながっていくということは、とても素敵なこととおもいました。

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