11月1日、白いうさぎと記念日

2022.11.1紅茶

今日、11月1日はたくさんある記念の日から、まず、「紅茶の日」をとりあげたいと思います。

江戸時代、廻船問屋の船長であった大黒屋光太夫が乗った船が、嵐にあい、江戸に向かうはずであったところが、漂流し、ロシアに流れ着きました。
そこから9年余りをかけ、光太夫はようやくサンクトペテルブルクに着き、エカテリーナ2世に謁見する機会を与えられました。
それは、直接帰国の許可を願い出ることでした。

帰国の許可を与えられた光太夫は、1791年11月1日にエカテリーナ2世のお茶会に招かれます。
おそらく、光太夫は日本人として、最初に紅茶を飲んだのではないかと、その日を日本紅茶協会が、「紅茶の日」と制定しました。

もうひとつ、「古典の日」ともいわれます。
これは、2008年の源氏千年記から、制定されています。
「紫式部日記」に、1008年11月1日の日付けで、源氏物語についての記載があるところ、藤原公任が、「あなかしこ、このあたりに若紫やさぶらふ」の「若紫」からきています。

今日は、おついたちで、羽生結弦選手たちがやっているという、もともとはイギリスのおまじないであった、「rabbit rabbit white rabbit」と唱えると、その月は、しあわせになる、という、ラッキーな日でもあります。

もうひとつ、たのしい記念になるのが、「ポッキーの日」
11時11分、1がたくさん並び、単純にうれしくなります。

ジャンナッツの150周年記念の紅茶

2022.3.26紅茶

たのしい番組が好きなので、YouTubeでもバラエティを見ます。

よく見るのが、フットボールアワー、千原ジュニア、小籔千豊の4人の番組、
“ざっくりYouTube”です。

ある時、おすすめのおいしいもの企画で、KALDIの大阪紅しょうが天のポテトティップスが取り上げられ、とても盛り上がっていたので、どうしても食べたくなり、KALDIに行ってみました。

くるくる探してみても見つからず、関係ないのに、成城石井まで出かけ、探しましたが見当たりません。

代わりに目についたのが、真っ赤な缶の、Janatのポムダムール 150周年記念缶でした。
焼きりんごフレーバーとあります。

早速淹れてみると、マリアージュフレールのマルコポーロやニナスのマリーアントワネットティーほどの個性を持ちませんが、とてもやさしい風味でした。

ひとりにリーフを一杯、ティーポットにも一杯は要りません。
わたしの一人用にしているティーポットは、700ccぐらい入りますが、ティーメジャーで一杯、もしくは、計量スプーン小さじに一杯でおいしく紅茶になってくれます。

日々の紅茶とお茶漬け

2020.5.21紅茶

Taylors of Harrogate(テイラーズ オブ ハロゲイト)ヨークシャーゴールドの紅茶を、毎日のベースにしています。
これは250グラム入っているリーフティーです。
アッサム、セイロン、ルワンダからの3種類のリーフがブレンドされています。
気になる個性もなく、そしてリーズナブルなところも安心して飲めます。

スーパーマーケットに売っている、「BPLセイロンティーガーデンズ」の紅茶も、日常使いの紅茶にできます。
ティーバッグで、100パック入っており、アールグレイの箱、茶葉が4種類が入った箱、フルーツティー4種類が入った箱、そしてディンブラ100%の箱の4種類のパッケージがあります。
わたしのおすすめは、ディンブラです。

先日、サラッとお茶漬けが食べたくなり、このディンブラで、シンプルに食べてみました。いけます。
あられを少し、焼きのりも少し、梅干しの果肉も少しトッピングすると、ますますおいしくなりました。

「お茶漬け」の日があるのですね。
永谷園が、「お茶づけ海苔」60周年記念の2012年に日本記念日協会に登録し、お茶の製法や煎茶を作ったご先祖の命日の5月17日を「お茶漬けの日」としたようです。

思い出すのは、京都の料理人の辻嘉一さんが「懐石料理のおしまいに出すお茶漬けには、お茶は玉露、お箸は象牙のお箸でさらさらと」と優雅なお茶漬けを紹介されていたことです。

もうひとつ思い出すのは、上方落語の「京の茶漬け」を演じた桂米朝の品のある食べ方でした。
すぐき、千枚漬け、しば漬け、すぐに食べたくなります。

田辺聖子さんの小説には、たくさん日常のたべものが出てきて「おいしい小説」とも言えますが、彼女の文章から、改めておいしさを再認識するということがよくあります。

短編小説、「うすうす知ってた」にもたべものが、出てきます。
ふわふわした感じの姉としっかり現実を生きているような妹とのおはなしです。

酔っぱらって帰って来た妹に、作ってだ出してやったのが、ひき茶をふんわりとごはんの上にのせたお茶漬けでした。
とてもおいしそうに思えたので、さっそく作ってみましたが、小説の影響か、さりげなく出されたら、おいしさがすこしプラスされたのではと思ってしまいました。