アフタヌーンティーの決まりごと

2017.8.27紅茶

アフタヌーンティーはもともと女性だけの、格式のあるお茶会でした。

正式なアフタヌーンティーでは、ゲストの人数が多いときは、ホステスのお手伝いとして、コ・ホステス(co hostess、coは共同の意味です)をお願いしたり、服装もドレスコードがありました。

ここでは、フォーマルを意識したアフタヌーンティーの決まりごとを紹介します。

食器の音がしないように、テーブルに最初に敷くアンダークロスは、生地は白いネルで、サイズは、テーブルトップから10cmぐらい垂れる大きさのクロスを用意します。正式なディナーでは、この上に白のダマスク織りのテーブルクロスを掛けますが、ティー用には使いません。美しい刺繍やレースが使われている繊細なクロスをかけ、テーブルトップからの垂れは、25cm~30cmまでにします。

ティーナプキンは、ディナー用のサイズの大きいものではなく、20cm~30cm四方のエレガントなものにします。ティーナプキンはひざの上に置くだけで、なるべく汚さないようにします。ティーナプキンは以前のディナーテーブルによく使われた、王冠や凝った形に折らず、シンプルにあっさりとたたむようにします。

テーブルの上は、清潔で、美しく優雅な感じにしつらえます。アフタヌーンティーのテーブルには、キャンドルは使いません。ティーパーティーの目的をはっきりさせ、そしてそれにふさわしいカラーを設定し、テーブルを作っていきます。

お花はディナーのテーブルでは、視線より低く、テーブルの真ん中に、飾ります。テーブルは自分のフードやティーを置くところをプライベートゾーン、テーブルの真ん中の空間をパブリックスペースと呼び、ここにお花や食べ物を置きます。リネンのテーブルクロスを掛け、その上にきれいなお花の刺繍のあるオーガンジーをかけて二枚重ねにし、生のお花を省いても、素敵だと思います。

パーソナルスペースは、60cmを目安にします。椅子は腰掛ける時は、からだとテーブルの距離は7~8cmぐらい、10cmを越えないように座ります。肘はお隣に15cm以上張らないようにします。

席次があります。日本と反対で右上位になります。ゲストは女性なので、その日の目的の一番のゲストをホステスの右側に、二番目の方を左側に、あとは同様にし、席に座っていただきます。

紅茶は3種類用意し、ホステスが自らゲストの目の前で淹れます。

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