佐藤愛子「思い出の屑籠」を読んで

2024.1.5よしなしごと

佐藤愛子さんは、昨年の11月5日に、百歳のお誕生日を迎えられました。

佐藤愛子さんの最新のエッセイ、「思い出の屑籠」をたのしく読みました。
すこし小さなサイズの本で、装丁もかわいい。

こどもの頃の、しあわせな思い出を綴られているのですが、簡潔、的確な文章で、
昭和の雰囲気も、また、「血脈」にはない、父佐藤紅緑、兄サトウハチロウの一面が
わかり、なによりたのしく思うのは、この愛子ちゃんが、のちに、たくさんの作品を
書き、また、遠藤周作や田辺聖子、北杜夫など、たくさんの作家の作品に登場するのを私たちが知っていることです。

読んでいくうちに、これはお手本にすべき、きちんとした日本語だと気がつき、
また、読みやすいと思ったのは、文字の大きさや文字の量でもなく、ページに
あらわれる漢字やひらがなの使いかたではなかったかと思い至りました。

これでおしまい、とありましたが、その続きがたのしみだし、お元気で、そして美しく
いてくださることは、わたしの目標になります。

前におっしゃっていた、「人生は美しいことだけ憶えていればいい」という
ことばとともに。

日本語の音名でうたう歌

2023.12.7音楽

前に英語での音名の話しを書きましたが、今日は日本語の音名の話し。

音名は、国ごとに、ドイツ音名や、イタリア音名、フランス音名などいろいろ表現の
違いがあります。

日本では、ラの音をイであらわし、ドレミファソラシドは、ハニホヘトイロとなります。
ここまでは、知識でした。

BS12で、21時から、「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん〜昭和の大先輩とおかしな
2人〜」というトーク番組が、最近はじまりました。
時間も50分と長く、なにかの宣伝でバタバタという慌ただしさもなく、
ゆっくりとおはなしをたのしめます。

その中で、もうすぐ90才になるという、中村メイコさんが、ゲストのときでした。

そういえば、歌もイロハで歌っていた、というはなしが出て、
「春の小川」のメロディ、「ミソラソミソドド ララソミドレミ」を
「ホトイトホトハハ イイトホハニホ」と歌い出したのには、びっくりし、
ほんとうに、ああやって歌っていたんだということがわかり、おどろきました。

ただ聞いていると、音名でうたってる〜というより、なにかの歌詞のような印象が、
うっすらと感じられ、ふしぎでした。

ヨークシャーティーのこと

2023.12.3紅茶

寒くなると、リビングの住人になるので、そのお供にいろんなハーブティーを買って
きました。

ローズヒップ、スパニッシュオレンジ、アップル、頼りになるジンジャーやレモン、
そして、うれしかったのは、
ヨークシャーティーが入荷されていたことでした。

ヨークシャーティーは、普通のとゴールドの二種がありますが、おすすめは、
ゴールドです。
リーフは、まだ入荷してなくて、ティーバッグのみが買えました。
40袋入りで、ひとつが3グラム強、入っています。

基本、ブラックで飲むことが多いのですが、本来の紅茶の風味が味わえます。
もちろん、ウィズミルクもおいしいですが、
寒いときは、ブラックで淹れたあと、シナモンパウダーを振ると、香りよく、
血行もよくなるので、目先が変わりたのしめます。