「村雨辰剛(むらさめたつまさ)と申します」

2022.11.4よしなしごと

この本は、タイトル通り、スウェーデンで生まれた彼が、日本に興味をもち、夢中に
なり、来日後は、日本で伝統ある仕事につきたいと、庭師の仕事を見つけ、いまは、
それ以外にもメディアの仕事もされ、その人生をきれいな日本語で綴られています。

日本に居を移して生活するも、日本に対する思いは、ズーッと深くなり、2015年、日本に帰化し、村雨辰剛になりました。

本の最初に、すべてが「好き」で始まった自分のストーリーが、誰かの「好き」を応援することになれば、と書かれています。
読み進めていくと、その気持ちがしっかりとこちらに伝わり、ワクワクしてきます。

youtubeで「和暮らし」も発信されており、いま住んでいるおうちもあちこち手を
入れて、落ち着くようにされています。
お庭も手入れがされてないままだったのを、一部、建仁寺垣を作って、素敵にされて
います。
建仁寺垣は、わたしたちが、見知った一般的な垣で、建仁寺で、最初に作られたので、そう呼ばれています。

お正月には、門松も作られますが、修行をされた愛知県と例えば、京都のものとは、
趣きがちがいました。
どちらかと言うと、愛知のほうには、派手さがありました。

猫がいて、その猫のおうちが、四月八日、花まつりの日、小さなお釈迦さまを置き、
甘茶をかける「花御堂(はなみどう)」であるのを見て、とても微笑ましく思いました。

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