エマニュエル・セイソンのハープ

2018.3.16音楽

セイソンはフランスの若い、とても魅力的なハープの演奏家です。

二年前、何も知らず、先入観なく聴いたセイソンのハープに、とても感動してしまいました。
最初に、バッハのフランス組曲3番を演奏したのですが、1曲目のアルマンドからくぎ付けとなってしまいました。

シュポーアのc-mollの幻想曲
チャイコフスキーのオペラ エフゲニー・オネーギンの主題による幻想曲
ベルリーニのオペラ    ノルマの主題による序奏と変奏
ドビュッシー  前奏曲集から  ヒースの茂る荒れ地
                亜麻色の髪の乙女   など

彼は、心打たれるのは、ロシア音楽とフランスの音楽、特にドビュッシーの音楽だと言います。その音楽の求める透明感が、ハープの音とよく響き合い、表情のゆたかさや影の部分まで表現することができるという、彼の音楽性が好きです。

ハープを少し勉強したことがありますが、こんなに深く、表現できる楽器とは、知りませんでした。

彼は、ことしの夏、日本にやって来ます。

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