音名の覚えかたー英語バージョン
2023.8.4音楽
本を片付けていたら、たのしい英語の音名の覚えかたの本が出てきたので、お知らせ
しようとおもいます。
まず、音の名前をあらわす音名、ドレミファソラシドの英語の表しかたは、cdefgabとなることを、抑えておきたいとおもいます。
短い文章で、最初の単語のアルファベットが、音名になる仕組みです。
まず、ト音記号の譜表から。
五線のライン、線のところ、一番下の線から音をとっていきます。
音名になるところは、大文字で、表記します。
Every Good Boy Deserves Food
ミ ソ シ レ ファ
日本語で第一間(だいいっかん)と呼ばれる、線と線の間(あいだ)、スペースの呼びかたを一番下のスペースから
音をとっていきます。
F A C E
ファ ラ ド ミ
次に、ヘ音記号の譜表での表記です。
五線の一番下の線、ラインから、音を読んでいきます。
Good Boys Deserve Food Always
ソ シ レ ファ ラ
次に、一番下の間(あいだ)、スペースから、音をはめていきます。
All Cows Eat Grass
ラ ド ミ ソ
文字で説明するのは、行き届かないところもあるとおもいますが、なにか、楽譜を読む、ヒントになるといいなとおもいました。
ミェチスワフ ホルショフスキの音楽
2023.7.18音楽
ポーランド生まれの、そして、99才まで、公の場で演奏会を開いていたピアニストがいます。
ショパンの直弟子、カール・ミクリに学んだ母から手ほどきを受け、長きに渡って
チェリストのカザルスと演奏活動をしていました。
カザルスが、国連で「鳥のうた」を弾いたときも、ピアノはホルショフスキでした。
1987年、カザルスの名前を冠したカザルスホールの柿落としに、95才のときに、はじめて来日し、二回コンサートを開きました。
とても端正な、うつくしいピアノの音で、特にバッハのイギリス組曲5番に、
感動しました。
そのころのテレビのドキュメンタリーで、「ホルショフスキの奇跡」という番組が
ありました。
コンサートの様子、日常生活、レッスンの様子、癇癪を起こしているところさえ、
映像にありました。
ホルショフスキ、89才のときに、40才年下のビーチェ夫人と結婚したのですが、
その時の、「人生のよいことには、いつも、時間がかかります」という夫人の
ことばは、すてきだなと、いまもこころに残っています。
レッスンのときに、「作曲家はピアニストのために、音楽を作ったのではない
ピアノのために作ったのだ」という、ホルショフスキのことばは、とても大切な
教えだと思いました。
敬愛するひとと寄り添い、一度に、ひとつのことだけをやること、決してあれこれと、気を散らさないこと、という約束を、規則正しい生活とともに過ごしていくのは、
人生に深く集中できた日々ではなかったかとおもいました。
シューベルトのピアノ作品
2023.2.2音楽
グレゴリー・ソコロフの弾くシューベルトの即興曲にびっくりし、シューベルトを弾いています。
解釈が全く違うので、ソコロフが弾いているところで、印象に残っているところを記憶のまま、弾いてみたりしています。そうすると、シューベルトが尊敬していたベートーヴェンに近くなったりします。
楽譜を読みなおすことにしました。
大好きなバイオリニストに、N響のコンサートマスターの篠崎史紀さんがいますが、
愛称のマロの名前のYouTubeマロ塾で、シューベルトについて話しているくだりがありました。
マロさんが考える天才はシューベルトとメンデルスゾーン、特にシューベルトは、短編小説の天才として、サラッと美しいメロディを書く、そして、究極のマロさんの説は、シューベルトのせいで、ブラームスがメロディが書けなくなったのではないか、そこには、ブラームスが交響曲を何年ものあいだ、書けなくなったことがあったので。
シューベルトの音楽はそこに何もないけれど、ものすごいものがあるといいます。
それが表現できなければ、薄っぺらいメロディアスな小品で終わってしまいます。
そういえば、藤村るり子さんのシューベルトを聞いたときも衝撃でした。
これがシューベルトだったんだという、力強い確信とともに、音楽へのアプローチの深さを思いました。
31才という短い人生のおしまいで、シューベルトはフーガを勉強し始めたそうですが、それができていれば、純粋なこころからシンプルに流れでるメロディとともに、
思想の構築を持つ楽曲が生まれたかもしれません。