只管打座がもとになった英語学習
2024.11.26よしなしごと
図書館で、偶然に、國弘正雄先生の「國弘流英語の話しかた」という本を見つけました。
なつかしい!
國弘先生は、アポロ11号の月面着陸のニュースで同時通訳をされた、西山千さんらとともに、同時通訳の草分けであり、また、長く、NHKのテレビ英語講座の講師をされていました。
先生が提唱された、只管打坐というのは、禅のひとつ、曹洞宗の開祖である道元が伝えた教えです。
ただひたすらにすわる、ただひとすじに、集中して、座る。
そこから、先生は、只管朗読、ただひたすらに、読む、ということを提唱されました。
たまたま、中学校一年生のときに、アメリカの交換教師として帰ってこられた先生から、英語の勉強は、教科書をよく読みなさいとアドバイスされていたこともあり、一年生の終わりの春休みに、毎日、教科書の本文だけを、読み続けたことがありました。
1時間余り、かかったでしょうか、
二年生になって、新しい教科書を開いたとき、英語の綴りと発音、リズム、そして文法の骨組みのようなものが、
自分の中にできているのが、感じられ、とてもうれしく、自信にもなり、英語が大好きになりました。
ピアノのおけいこも、弾けるようになったあと、それをを弾きこんでいくことで、テクニックはもちろんですが、頭の中にあった想いが、かたちになったり、その曲の本質なのか、音楽の本質なのか、それともなにか別の哲学に、そっとふれたのかもしれないという思いの瞬間があると、それは、至福といっていい時間だとおもいます。
「ただひたすら!」は、魔法かも〜
「八十代元気ばあちゃん」のYouTubeを見て
2024.10.9よしなしごと
たまたま、YouTubeに上がっていた動画で、見てみると、一人暮らしの82才になるご婦人が、ていねいに、日々を過ごされている動画でした。
おどろいたのは、朝から、淡々とルーティンにされているお掃除です。
物がないから、スッキリ、きれいな状態ではなく、すべてのものが、ご自分の使い
やすいように整理整頓され、そのどれもが、きれいで、お掃除が、行き届いて
いたのです。
お食事についても、一週間分を作り、朝、昼、晩と、きれいに冷凍されています。
説明するのに、「これを、レンチンして、いただきます」という表現も、ユーモラスに感じ、素敵でした。
暑い、寒い、なんだかんだと、しない理由をくっつけていましたが、昔、よく言われていた、「シャンとしなさい、ちゃんとして、、」ということばが、よみがえって
きました。
片付けは、苦手なわけじゃありませんが、心機一転! というきもちで、おうちの中を見直していくことにしました。
どこかで変わらず、日々を、ご自分のペースで、きれいにたのしくすごされている方がいると思うと、なんんとなく毎日の励みになります。
お掃除やお料理もこころ惹かれましたが、いちばんは、とてもきれいな日本語です。
言葉使いが、こんなにも、落ち着きとお人柄に与える影響を思うと、お手本に
なりました。
刺子でもなく、刺繍でもなく
2024.10.7よしなしごと
久しぶりに、手芸店の「Sesse」をのぞいてみたら、冬シーズン用の、あったかい
毛糸や冬のイベントの刺繍作品がたくさん出ていました。
刺子コーナーに、できあがった作品のなか、ラベンダーのお花が、一面に刺してある
デザインに目が止まり、早速買ってきました。
わたしの刺子は、裏の生地まで刺すわけでもなく、表の生地のみに、刺子の糸で、
刺繍のように縫っていくだけです。
言ってみれば、単なる、運針風かもわかりません。
そして、裏面を縫い合わせると、ランチョンマットのように、仕上がります。
デザインに関係なく、一色の色で縫っていくので、キッチンの飾りになったり、
それこそ、ランチョンマットにして使ったりしています。
前に、全面にぶどうの模様のデザインがあったので、刺してみると、青海波
(せいがいは)を刺したときより、おしゃれな感じに仕上がったので、
色を変え、たくさん作りました。
出来上がりもたのしみですが、夕食後、たんたんと刺している時間が、
没頭しているような、そうでないような、とてもリラックスできて、秋の夜長の
おすすめです。