食べることと「旬」
2022.6.7お料理
お料理の辰巳芳子さんが、エッセイの中で、「旬」について、書かれている文章がありました。
「旬」とは、十日ごとに、季節のうつろいを敏感に感じ取り、その変化に合わせるよう、細やかに配慮して食べるもの、、
二十四節気でいうと、今日から「芒種(ぼうしゅ)」
「芒」というのは、稲の穂先の突起している部分のことで、稲、麦の種まきをはじめる頃です。
また、七十二侯では、秋に産みつけられたたまごから、カマキリが生まれる時期で、「蟷螂生(かまきりしょうず)」といわれるのが、今日です。
農作物の邪魔はせず、害虫をつかまえる、というかしこい虫です。
意外に思いますが、トマトが旬の野菜になります。
高温多湿に向かない野菜なので、真夏がベストとはいえないのです。
曇りや雨の日には、お日さまを食べましょう!とたのしくエネルギーをもらうのは、
おすすめです。
また「紫陽花」という名の涼しげな生菓子を、氷をひとつ抹茶茶碗に浮かべ、いただくのは至福の時間といえます。
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