80年前のショパンの映画
2024.12.5音楽
日本語の題名は、「楽聖ショパン」という、1945年制作のアメリカ映画を見る機会がありました。
ショパンが22才のときに、祖国ポーランドから恩師のジョゼラ・エルスナーとともに、パリへやってきてからの映画でした。
そこで、その頃、スターであったリストと会い、彼のサポートを受けたこと、
ジョルジュ・サンドとも出会い、パリ社交界の中心ともいえる花形となり、たくさん
演奏会を開いていったこと、そして、サンドとの別れなどが、クスッと笑えるユーモアのシーンもありつつ、全編に、ショパンの曲が流れる、やさしい映画でした。
まさに、原題の「a story to remember」、ショパンの人生の一部をざっくりと
描いた映画でした。
映像にするのに、節度をもった、とてもいい映画だったので、その頃とおなじ映画と
思われる、古い映画を見てみたくなりました。
ジャン・コクトーの「美女と野獣」、そして、シャミッソーの「影をなくした男」も
映画化されているらしいので、是非。
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