ピアノのおけいこをはじめる前にタリアフェロ

2024.9.15音楽

マグダ・タリアフェロという、ブラジル出身のフランスで主に活躍したピアニストがいます。
アルフレッド・コルトーに師事をした、フランスの音楽家です。

田村安佐子さんが書いた、「ピアニストへの基礎:ピアノの詩人になるために」という、タリアフェロが伝える音楽の基礎が書かれた本があります。

小さい子どもが始めるときにも、大人になって、ほんとうに基礎と向き合って始めたいときにも、とても必要で、役立つ本です。

ピアノの椅子への座り方、背中、重心はもちろん、"馬に乗るように"という表現が、わたし自身、30年以上たった今でも、深く印象に残っています。
良い姿勢で馬に乗り、楽譜も頭にはいり、音楽を引っ張っていくようなイメージがあります。

あと、からだをほぐすためにの体操が紹介されていたり、実際に鍵盤に対して、指、手首、タッチのことが書かれており、最後は、それが、バッハの曲では、どのような動きになるか、説明されています。

まずは、からだの使い方、耳を育てること、子ども用、初心者向けの音楽はあるはずもなく、良い音楽を聞いていくことで、音楽の文法のようなものが、蓄積されていくでしょう。

好きな音楽、素晴らしい音楽がなみだするぐらいに感動をするのに、そこで止まらず、自分で弾いてみたいという衝動があるとき、どんなふうに弾きたいのか、そして、それが難しいときは、その原因は、細かくできます。
そして、ランゲンハーンのメトードが、その細かさに対処してくれているので、具体的に、練習が動いていってくれます。

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